恋の時間ですよ 第15章 はじまり

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「鷹羽君がこの前、友だち連れて来てくれたのよ。ラグビーやってたとかで、鷹羽君より大きいの。腕も足も太くてね」

しかし、お母ちゃん、ユキ君が来るとご機嫌だな。一人で喋ってるよ。
こそこそ様子を伺っていると、突然誰かに肩を叩かれた。

「ひゃっ」

振り向くと。

「お兄ちゃん」

「何、びっくりしてんだよ。お前が呼んだんだろ」

変な奴、と言う兄に着いて、私も店内へ戻った。

「あれ、ユキ君、仕事?」

「いえ、違います。今日は、お二人に大事な話があって」

兄は何かを察したらしい、私に視線を向け、ニヤリ。

「立ち話もなんだし、座って話そうか」

どうしよう、緊張してきた。

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