第六話 狙われた恋人

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 今日はウサギさんの誕生日。
 二人だけで過ごすはずが、ちょっとばかり予定変更に。
 背中にチクチク刺さる視線は無視しておこう。

「うわぁ、すごい料理ですね。これ全部、朱里さんが?」

 朱里さんが保存容器から、お皿へ移していく料理に思わず目がキラキラ。
 ローストビーフ、キャロットケーキ、じゃがいもとブロッコリーとベーコンの炒め物、サーモンのカルパッチョ、アジのカツレツケッカソース添え。
 アボカドのディップとレバーペーストを乗せて食べるフランスパンまで自家製だなんて、すごい。
 それにしても美味しそう。

「朱里はこのマンションの三階で、料理教室開いているんだよ」

 正人さんが棚からワイングラスを取り出しながら教えてくれた。

「お料理の先生なんですか」
「良かったら見学に来る? 裕也の彼女なら、いつでも大歓迎よ」

 美人で料理上手で、スタイル抜群、背も高くて、気さくで良い人とか、完璧じゃない。
 ずるいよ、神様。
 
「はい、お待たせー。たくさん食べてね」

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