ウサギとヒナ 第二話 繋がる糸

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 お勧めされた赤のワンピを手に試着ルームへ。
 ウサギさんお勧めだけはある。滑らかな素材、着心地が良くて、暖かい。うーん、買っちゃおうかな。
 試着ルームのドアを開けるとウサギさんが待っていた。ワンピ姿の私を見て、うん、いいねと頷き、スタッフを呼んだ。

「これ、包んでくれる?」

 まさか、買ってくれるとは思っていなくて、お金払いますと言ったら。

「ちょっと遅いけど、誕生日プレゼント」

 それなら、とありがたく頂くことにした。頑なに断るのもね、悪いかな、って思って。

「ありがとうございます。宇佐見さん、誕生日はいつですか」
「俺? 十二月十日」
「十二月……。誕生日までに、何か、欲しいもの考えておいてください」
「そうだな……」
「あまり高いのはナシですよ」
「ヒナ枕」
「枕ですか。ま……」

 思わず立ち止まった。
 私に枕になれと言いたいのか? 
 ウサギさんが振り返り、ニヤリと笑う。

「分かりました。抱き枕ですね。探しておきます」

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

 

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