ヒロシの日記

小説
Pocket

「OSAKA光のルネサンス」
なに、それ、美味いの? とか思ったやついねぇよな?
イルミネーションだよ、イルミネーション。冬のイベントで、12月31日までやってるから、暇なら御堂筋まで行ってみれば?
ま、ぶっちゃけ、仕事帰りに一人で見ても「ふーん」くらいにしか思わないんだけど。
伊織が一緒だと、妙にテンションも上がるから、不思議だよな。

「中央公会堂のマッピングも見て帰る?」
「はい」

そういやクリスマスってどうすんだろ。

「なぁ、クリスマス、予定あんの?」
「大学の友人に誘われましたけど、ヒロ君と二人だけで過ごしたいから断りました」

か、可愛い。可愛すぎだって。
ちくしょう、ぎゅーって抱きしめて、ちゅーしてぇ。

「ツリー、買って帰ろうか」
「はい」

今年のクリスマスは楽しくなりそうだな。

「プレゼント交換もしたいよな。なんかほしいもんある?」
「ヒロ君のお尻」
「うっ」

伊織はにこっと笑って。

「くださいね」

捧げるなら絶対、相手は伊織って決めてるし、いいんだけど、いいんだけど。
するってなったら、ご馳走も酒もセーブしないとダメなわけで……。

サンタさん、代行お願いしますっ。

☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡

小説更新、諸々のお知らせはtwitterで

PVアクセスランキング にほんブログ村