恋の時間ですよ 第6章 初めての

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本当に別れたの?信じられなくて、何度も瞬きをしてユキ君を見つめる。

「舞が可愛くて、可愛くて、しょうがねぇのは手が掛かる子供みたいだからだと思ってた。俺がチビの頃、うちの親がそんな感じだったから。抱きしめてキスしたいとか、会いたくてどうしようもないとか、そんな自分の感情が何か分からなくて」

ユキ君は私の隣に移動すると私の手に自分の手を重ね。

「もう他の女とは会わない、舞だけだって誓うから」

私の耳に唇を寄せた。

「俺と恋愛して」

ぽろぽろ、涙がとまらない。

「好きだよ」

ユキ君の胸の中で泣きながら。

「私もユキ君が・・・・好き」

気持を打ち明けた。

「じゃあ、遠慮なくしていい?」

「な、何を」

キョトンとしている私の唇に軽くキスした後、ユキ君はニヤッと笑って。

「今度は、噛むなよ」

「ユキ君、ちょっと待」

私の言葉は無視。ゴンドラの中で何度もキスされて、景色を楽しむどころではなかった。

ユキ君と見つめ合うだけでドキドキ。

「このままホテル行ってもいい?」

ホテル?つまりそれは・・・・裸の付き合い。

「絶対、無理」

いくらなんでもそれはハードルが高過ぎる。

「健康な男なんだぞ。もうめっちゃ反応して抑えられないんだって、ほら見ろ」

ユキ君は自分の股間を指さす。

「やだっ」

ドキドキ取り消し。

「舞ちゃーん。いちゃいちゃするだけだって」

「信用出来ない」

「ここで犯すぞっ、こらっ」

「あ、地上着いたよ」

「舞ーっ」

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