エッチも久しぶりなら、ユキ君の筋肉も久しぶりなわけで。
ベッドで抱き合って、イチャイチャしつつ、胸板も割れた腹筋も撫で撫で。
この感触、久しぶりーっ。
「ユキ君、背筋も」
「はいはい」
ごろっと向きを変えると彼の逞しい背筋が目の前に。うきゃーっ、見ただけでテンション上がっちゃう。
がっつり抱きついて頬をスリスリ。ついでにお尻も撫で撫で。ああこの体、たまらない。よだれ出ちゃう。
「舞ちゃん、ついでに触ると大きくなるところも撫でて」
再びごろんと仰向けに。
「えー、しょうがないなぁ」
うひゃーっ、息子さん、元気ですね。ぐふっ。
「舞」
「ん?」
「お前と、ずっとこうしていられたらいいのにな」
「ユキ君……」
「なんてな、分かってる。言ってみただけだから気にすんな」
目を細めて言うユキ君。笑っているけど、すごく寂しそうに見えた。
胸が痛む。
私は彼の頬に手を添え、顔をのぞき込む。
「月曜日の朝まで、ここにいてもいい?」
ユキ君の目が大きく開く。予想していなかったのだろう。
「月曜って、こっから会社行く気か?」
「うん。一時間半もあれば余裕でつくし」
「駅まで送ってやれねぇかも」
「大丈夫。駅までバスで帰るから」
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