恋の時間ですよ 第14章 坊ちゃん、心配です

小説
Pocket

エッチも久しぶりなら、ユキ君の筋肉も久しぶりなわけで。
ベッドで抱き合って、イチャイチャしつつ、胸板も割れた腹筋も撫で撫で。
この感触、久しぶりーっ。

「ユキ君、背筋も」

「はいはい」

ごろっと向きを変えると彼の逞しい背筋が目の前に。うきゃーっ、見ただけでテンション上がっちゃう。
がっつり抱きついて頬をスリスリ。ついでにお尻も撫で撫で。ああこの体、たまらない。よだれ出ちゃう。

「舞ちゃん、ついでに触ると大きくなるところも撫でて」

再びごろんと仰向けに。

「えー、しょうがないなぁ」

うひゃーっ、息子さん、元気ですね。ぐふっ。

「舞」

「ん?」

「お前と、ずっとこうしていられたらいいのにな」

「ユキ君……」

「なんてな、分かってる。言ってみただけだから気にすんな」

目を細めて言うユキ君。笑っているけど、すごく寂しそうに見えた。
胸が痛む。
私は彼の頬に手を添え、顔をのぞき込む。

「月曜日の朝まで、ここにいてもいい?」

ユキ君の目が大きく開く。予想していなかったのだろう。

「月曜って、こっから会社行く気か?」

「うん。一時間半もあれば余裕でつくし」

「駅まで送ってやれねぇかも」

「大丈夫。駅までバスで帰るから」

◆◆◆

小説更新、諸々のお知らせはtwitterで

PVアクセスランキング にほんブログ村