神様、お願いです。助けてください。時間を昨日に戻してください。
出来れば、ユキ君がもう飲むなって言ったあたりから再スタート。そしたら絶対飲みません、どうかお願いします。
なんて祈っても、時間は戻らない。
ああ、この後どうすりゃいいんじゃい、ベッドでうつ伏せになって真剣に悩んでいるのに。
チュッと太腿にキスを落とすアホがいる。
「色っぽい脚、誘惑してんの?」
なんでやねん、とつっこむ気にもならない。
無視していると、Tシャツが捲り上げられ。
ついでにパンツを下げられ、お尻の割れ目がむき出しに。
「可愛いケツ」
お尻のほっぺに頬ずりしている。
「なんで、ホテルじゃないの?」
「んー、連れてきたかったから」
私は膝を曲げ、ユキ君の頭に踵を落とした。
「痛て」
「痛て、じゃないわいっ」