料理もワインも残っているので、二人で飲みなおし。
ほろ酔い気分で二人っきりとか思うと、なんかすごくウサギさんに甘えたくなる。
グラス手にしたままウサギさんにしな垂れかかると、ウサギさんも私の腰に手を回してきて「ヒナ」ってちょっと低い声で呼んで、キスしてきた。
「ウサギさん」
気持ち良くて、とろけそう……。
ウサギさんが私の手からグラスを奪い、テーブルへ置く。長く細い指が私の耳たぶに触れる。
それだけで、感じてしまう。見透かしたような目つき、ウサギさんが内腿に指を滑らせた。
もっと触れてほしい。
「ウサギさん……。ベッドでしたい……」
「ベッドでなにしたいの?」
「いちゃいちゃしたいです」
ウサギさんは口角を上げ微笑むと、私の膝裏に片腕を入れた。
ひゃーっ、お姫様抱っこですか。どうしよう、もうドキドキと興奮でどうかなりそうーっ。
☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡