ウサギとヒナ 第六話 狙われた恋人 2020年9月5日2020年12月30日 小説 ツイート シェア はてブ 送る Pocket Tweet Pocket 思わず、足をとめてしまった。 なんとなく近寄れない空気を感じたから。 このまま引き返そうか。離れたところから電話してみようか。迷っていると、ウサギさんと目が合ってしまった。 「ヒナ」 爽やかな笑顔でウサギさんが私に駆け寄ってくる。その背後から敵意むき出しの視線。 こわいんですけど……。 「遅かったな。忘れているのかと思った」 「すみません。バタバタして、お昼気づかなくて」 「初日だもんな。お腹空いたろ。何食べたい?」 ううっ、視線が痛い……。 ≪ 前のページへ 次のページへ ≫ 小説更新、諸々のお知らせはtwitterで Follow @yukimari_family にほんブログ村