ウサギとヒナ 第七話 アプローチ

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帰ってから聞く? 本当に話し合う気がある? 
つい最近もベッドの上で聞くよ、って言っておいて、結局話し合う状態ではなかったじゃない。
疑いの目で見る私に、彼は意味深な笑みを浮かべた。耳元に唇を寄せ。

「今すぐ、帰って聞いてほしい?」

息を吹きかけるように囁かれて、ゾクゾクした。私の太腿に手を置いて、軽く撫でる。
内腿の間に手が……。指先が……。やだ、そんなところ触れないで。力が抜けちゃう。

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