移動した先は寝室。
私を組み敷くウサギさんの表情は、柔らかい。怒ってはいなさそうだ。
「追い出すなんて出来るわけがない。むしろ、その逆だからヤバいんだよな」
ヤバい?
ギュッと抱きしめられて、ドキドキ。
「夜まで我慢しようと思ったのに。やっぱ、無理だわ」
「我慢してたんですか?」
「車の中でも、エレベーターの中でも、我慢しまくってた」
「私も、ずっとしたかったです」
押し当てられた唇、探るように動く舌。ウサギさんを求めて、体の芯が熱い。
もっとキスして。もっと私に触れて。
ウサギさんが側にいることを肌で感じさせてほしい。
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