恋の時間ですよ 第15章 はじまり

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妊娠しても困らない、なんて言われたのは覚えてるけど……。
初めてのお泊りデートでかなりテンパってたし……。
でも。

「そんな前から私と結婚しようと思ってたの?」

ちょっと意地悪っぽく聞いてみたら「当たり前だろ」なんて真顔で言うんだもん。
なんか照れちゃう。

「あ、ありがとう」

「店や親のことがあるから、ここを離れるのは無理だろう、正直、まだ先になると思ってた。けど、俺んところ来てくれるって言ってくれたから。やっぱ、彼女としてじゃなくて、嫁として俺のこと支えてほしいなって」

「ユキ君」

いつも。
いつだって。
ユキ君はストレートだ。偽りのない真っすぐな気持ちを投げてくる。

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