シャワーを浴びてスッキリ。
バスローブを羽織り、ベッドへ戻り、大好きなユキ君の隣でごろん。
ここからは、私のお楽しみタイム。
まずは割れた腹筋に手を滑らせて。
うきゅーっ。
萌え―っ。
「お客さん、ええ体してまんなぁ」
はぁはぁはぁ。
「体だけが自慢なんで」
二の腕もペタペタ。
胸筋最高!
ああ、身悶える。
「ジムで鍛えたんですかい?」
「いえ、バスケです。……ぷっ、どこのおっさんだよ」
「雰囲気、雰囲気」
「舞」
えっ、と思った次の瞬間、ユキ君の腕の中にいた。
「浮気、すんなよ」
「し、しないよ。ユキ君こそ」
「俺、モテるからな」
ふふんと笑う、憎らしいやつめ。
「むっ、告られたりもしないでよ。それも浮気カウントだからね」
「心配ならのぞきに来いよ」
思わず顔を上げた。目に映った切ない表情に胸がチクチク。