恋の時間ですよ 第11章 嫉妬

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「おーい、ユキ。腹減った。早く三好に行こう」

鷹羽さんに声をかけられ、思わずユキ君から体を離した。すると彼は私の手を握って。

「鷹羽さん。俺パスします。これからデートなんで」

ユキ君が行かないと言うと、鷹羽さんはつまんなさそうな顔をして見せる。

「舞ちゃんも客として連れて行けばいいだろ」

「鷹羽さん、勘弁してよ。店行ったら、舞、結局働くことになるし」

鷹羽さんは隣にいる他のメンバーの顔を見て。

「じゃあ、俺らも三好行くのやめる?」

えっ、それは困る。彼らは、すごく食べる、すごく飲む、三好の大事なお得意様。来ないとなると三好の売り上げに大きく響く。

「分かりました。一緒に行きますから。お店に来て下さい」

「私も行っていですか?」

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