恋の時間ですよ 第4章 最低!

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「ところで、もう決まったのか」

「何が」

早っ、もう食べ終わってる。綺麗になったカレー皿を見て驚いた。

「お前の歓迎会」

「うん。金曜日、いなかってお店で7時から」

「いなか、ね」

ユキ君はゴクゴク水を飲み干し、ポケットからハンカチを取り出した。ピシッとしたハンカチを見て、お母さんがアイロン掛けしたのかなと、ふと思う。

「迎えに行くから」

「は?」

意味不明な発言に私は目をパチクリ。

「9時には終わるだろ。二次会なんて行かずに店の前で待ってろよ」

「えっ、ちょっ」

席を立つユキ君を引き止めようとした。

「これから会議なんだ」

「あのね、お迎えなんて」

断ろうとしたら。

「任せといて、ユキ君。私たちが二次会行かないように見張っているから」

胸を軽く叩いて言う林さんにユキ君は「お願いします」とにっこり笑って返す。

「じゃあな、舞」

えっ、えっ、ええーっ。じゃあな、じゃないって。私の歓迎会なのに、勝手に決めないで。

つーか、あんた私の何?

 

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