恋の時間ですよ 第1章 就職しました

小説
Pocket

気合を入れ、エレベータに乗り込んだ。が、硬いものにぶつかり、はじき飛ばされた。

「いたたた」

いったい何にぶつかったの?尻もちをついた状態で顔を上げると、若い男性が私を見下ろしていた。ツーブロックショートの髪型がよく似合う爽やかなイケメン、長身で均整のとれた体格はまるでモデルを兼業するスポーツ選手みたいだ。この人もここの社員なのかな。

「すみません、大丈夫ですか」

大きな手がスッと目の前に。私はその手を取らず、「大丈夫です」と断ってから一人で立ち上がった。

「ケガしてない?」

「はい」

ちょっとお尻は痛いけど。

ドキッとした。だって顔をのぞき込んでくるんだもん。思わず、数歩後ずさり。

「本当に平気ですから」

逃げるようにエレベータへ乗った。

小説更新、諸々のお知らせはtwitterで

PVアクセスランキング にほんブログ村